Rainbow Turtles

メルボルンでの生活

- 001 Reusable Bags

''Common sense is the collection of prejudices aquired by age eighteen.''- Albert Einstein (1879-1955)

 

みなさんこんにちは!最近は寒い日が続きますね。

 

さてさて今日のテーマは''Reusable Bags'' です。日本語に直訳すると「再利用可能なバッグ」でしょうか?

 

大きな話題となったのが、昨年オーストラリアの2大スーパーマーケットであるColesとWoolworthsがプラスチックレジ袋廃止を宣言したことでした。州政府も相次いで法整備に動き出し企業がレジ袋を無料提供する事を禁止する方向に動いています。ここメルボルンがあるビクトリア州でも段階的に企業がプラスチックレジ袋の無料提供を廃止しています。早速Woolworthsでは昨日から、Colesでは来週末7月1日からプラスチックバックの無料提供を廃止する予定となっています。

 

 実際にシティ中心QVにあるWoolworthsに行ってみると....いつもの風景に違和感を感じました。あの灰色のプラスチックバックを持っている人が誰もいません。
 

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多くの人が灰色の代わりに15¢もしくは99¢のReusable Bagを持っていました。やはり大手企業が動き出すと、社会に多大な影響を及ぼしますね。ましてや、スーパーは多くの人々が頻繁に利用するので尚更効果的だと感じます。

 

ただ、楽ができる習慣を変えるのは難しい事です。当たり前のようにスーパやコンビニに行き、プラスチックの袋に入れて商品を持ち帰る。私自身24年間の人生を振り返ってみて今までどれだけのプラスチックバッグを使用し、簡単に捨ててきたか。考えるだけで恐ろしくなります。スーパのレジ袋は平均して12分しか使われないそうです。ただそれを処理するのには莫大な時間と労力がかかり、尚且つ環境に甚大な悪影響を及ぼします。

 

 私のハウスメイトが2018年を迎えるにあたり、新年の抱負を考えていたのですが、その中にプラスチックバッグを絶対に使用しないというものがありました。

 

6ヶ月後の現状がこちらになります。

 

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かなりの努力をしてるんですが、彼のように毎回Reusable bagを買うわけにはいきませんよね。そこでオススメしたいのがFoldable Reusable Bagです。こちらはコンパクトに折りたためるのでポケットに入れてどこへでも持ち運びできます。外出する時、財布、携帯、鍵、それにプラスでこの折りたたみのバッグを持つ習慣さえつけば、Reusable bagが山になるのを防げると思います。結構いろんなところで売っています。

 

 

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余談ですが、他にも最近よく目にするのが、マイカップを持ち歩いて街を歩いている人々です。メルボルンに住んでいればコーヒーを毎日飲んでいるという人も少なくないかもしれません。

オーストラリアではたった30分間で約50,000ものテイクアウェイコーヒが消費されているそうです。ものすごい消費量ですよね!結果として一年間に約1億個にも及ぶ使い捨てカップがゴミとして出されるそうです。

 

下記の写真はABC国営放送プレゼンターのCraigさんが去年の2月にトラムに50,000個のコーヒーカップ詰め込んでシティを走らせた時の写真です。#BYOcoffeecup

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大学でこんなマイカップが売っていました。ちなみに$26です。

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普段私たちの身近な所で、使い捨てで使用されているものは沢山あると思います。今回の大手スーパーマーケットによるプラスチックバッグ廃止は、もうプラスチックバッグを買うか、マイバッグを使い始めるか、手で抱えて食料を持ち帰るかの三択しかないと思うので、人々の行動を変える大きなきっかけになると思います。失って初めてありがたみに気付くことってありますよね。

今日Woolworthsに行って感じたことは’’スーパーマーケットには無料の灰色プラスチックバックがある’’という常識が一夜にして、’’バッグは有料、マイバックが主流’’という常識に変わったことです。アルバート・アインシュタインの言葉で「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」というものがあります。人間が新しい価値観を身につけることは、そう難しいことではないのだということをあらためて突き付けられました。

Reusable bags& mycups を始め様々なデザインのものが売られているので自分のお気に入りのものを探して長く愛用するのも継続させる秘訣かもしれません。